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以前から行ってみたいと思っていた七面山 M氏も興味を持ち、出かけることにした。 M氏的には行きたい山があり、 今度はこっちになんて意見もあるのだけれど それは3000mまたはそれ以上の山ばかり 稲荷屋的には無理無理・・・ 朝5時半に出かけようとM氏と約束していたのだが 準備が間に合わず、M氏に少し待ってもらい遅れて出発。 中央高速を使って七面山を目指す。 前日なかなか寝られず、深夜1時までおきていた稲荷屋はちょっと眠い・・・ 境川PAで朝食にてんぷらそばを食べる。 境川PAの藤棚は白と藤色の花で綺麗だった、 甲府南で高速を降り、七面山登山口へ 登山口近くで団体のバスに出会う。 七面山温泉もあるのでそれかなとも思うが バスの中には白装束の人達 最後尾のバスの後ろにつくとそこには 「身延・七面参拝 世田谷教会A−8」の文字 信者の人達バス8台分・・・ ![]() バス 登山口には駐車スペースがなく、どうしようか迷う。 M氏がタクシー会社と相談すると、タクシーを利用するのなら タクシー会社の駐車場を借りられることになった。 タクシー会社のワゴン車に乗り込む。 下調べした資料では登山口から羽衣までタクシーで1300円 1300円払うつもりでいたら、一人300円。 バスとしての運行だったらしい。ラッキー。 羽衣で下車。 登山の前に羽衣橋を渡り、お万の滝へ。 徳川家康の側室「お万の方」が身を清めて 七面山の女人禁制を解いたといわれる滝。 水量は多くないものの、新緑に囲まれ綺麗な滝だった。 (滝の側には滝行のための衣装貸し出しもあった。) ![]() お万の像と白糸の滝 羽衣橋を戻り、さて山へ。 ![]() 案内図(9:15) 2丁目の神力坊 まだまだ序の口、元気に通り過ぎる。 ![]() 神力坊(2丁)(9:20) 7丁目、丁石が敬慎院の50丁まで続く。 登山道は七面山参詣の参道であり、手入れがされとても登りやすい。 また、寄贈者の名前の入ったベンチ(屋根つきもある)が多く設置されていた。 白装束の参詣の一行を抜かす しばらくすると後ろから、団扇太鼓の音が聞こえてきた。 先ほどの参詣者かな? 気味悪がるM氏 まぁ信仰のやまなので・・・ ![]() 丁石 新緑の中、ツツジの花が緑に浮くように咲いていた。 ![]() つつじ 13丁目の肝心坊で、ちょっと休憩。 茶屋風でトコロテンなどなどがあった。 ![]() 肝心坊(13丁)(10:00) ![]() 肝心坊(13丁) 23丁目の中適坊、肝心坊とは違い仏壇が見当たらず単なる茶屋のよう。 (仏壇の前の扉がほとんど閉じられていたため気が付かなかった。) 中適坊前の休憩所の窓にヒガラが止まっていた。 外に出たいのか窓に向かって何度もぶつかる。 (稲荷屋が写真を撮りに近づいたから逃げようとしただけ?) 窓を開けて出してあげようとしたが、上手くいかず断念。 自力で上手く出られるといいのだけど。 ![]() ヒガラ 中適坊にて(23丁) ![]() ヒガラ 中適坊にて(23丁) 36丁目の晴雲坊に到着。 ![]() 晴雲坊(36丁)(11:22) 晴雲坊に先にいた一行は白装束ではないものの参詣者の様子。 出発と同時に「南無妙法蓮華経」の唱和しながら登っていく。 ![]() 参詣者と不思議そうに見送るM氏 山門(和光門)到着。疲れた・・・ ![]() 和光門(12:00) ![]() 和光門 和光門を通ってからも坂は結構きつい。 吉祥門までたどり着いて振り返ると急坂なのが分かる。 (中央のロープを張った手すりの支柱はトロッコのレールだった。) ![]() 吉祥門から和光門を見下ろす 和光門からの坂の終点、吉祥門 左手の坂を登ると随身門がある。 ![]() 吉祥門 ![]() 鐘楼 ![]() 随身門 ![]() 随身門 随身門前の遥拝台 富士山が綺麗に見えるはずなのだが・・・ 残念ながら雲で見えない。 ![]() 遥拝台から 随身門そばには宝塔があったが立ち入り禁止 施主は霊友会だった。 ![]() 宝塔 随身門から急坂の下に敬慎院 ![]() 敬慎院 ![]() 敬慎院 ![]() 敬慎院 ![]() 敬慎院 ![]() 一の池 敬慎院の境内が丁石の終点。50丁目 ![]() 50丁目とM氏 ![]() 報恩塔 随身門前の遥拝台でお昼にする。 お寺の境内なのでちょっと迷ったが 人も少なく、特に注意もされなかった。 稲荷屋は、コンビニで買ったお結びと、 持参のポットで持ってきたお湯でインスタントコーヒー M氏はストーブでお湯を沸かしてカップラーメン。 結構寒かった(気温6度 M氏計測)ので、カップラーメンはおいしかった様子。 登ってきて汗をかいたところに 一気に体がさめてしまった。 これがあとで痛いことになるとは・・・ お昼を済ませて、七面山山頂を目指す。 「みんなここまでで、山頂には興味ないんじゃねぇ」とM氏 確かに山頂を目指す人を見かけない。 道もこれまでの参道とは違い、整備されているとはいえない。 さらに登ると残雪が目立ち始める。 道の部分が圧雪となり残っている。 軽アイゼンもなく滑ってなかなか先に進めない。 (登るのはいいけど・・・戻れるのかな?不安) 途中、立ち入り禁止のロープ 迂回するように道が作ってあるが、 「ちょっと見てきます」とM氏 立ち入り禁止のロープの先は有名なナナイタガレだった。 ちょっと足のすくむ景色をみて、さらに山頂を目指す。 ばてばての稲荷屋は M氏に待ってもらいながら何とか進む 視界が開けて山頂に到着。 ![]() 三角点 七面山山頂(13:53) 山頂には山の高さ1982mに合わせて1982年に作成されたディスクがはめ込まれていた。 ![]() 七面山山頂 山頂は開けているが、曇っていて何も見えない。 たまに雲の切れ目から南アルプスの一部が見えたが・・・ ![]() 七面山山頂 七面山は1982mなのだが、稲荷屋の高度計は2000mを超えている。(笑) ![]() 高度 戻り道、案の定雪に苦労する。 道以外の部分は崩れるので歩けないが、道の分はカチンカチンに凍っている。 ![]() 凍った登山道 再度ナナイタガレの部分に差し掛かる。 先ほどよりもガスが晴れてよく見える。 ![]() ナナイタガレ:真下に向かって崩れている。 崩落が進んでいる。 なるほど立ち入り禁止になるわけだ。 見えている足元のえぐれているかも知れない。 体は極力残して、腕だけ伸ばして写真を撮る。 ![]() ナナイタガレ ![]() ナナイタガレ 腕を伸ばして写真を撮っていたが・・・ 姿勢に無理があったのか、イテテテ・・・足がつりそう。 危ないので戻ることにした。 ![]() ナナイタガレ ガレ場を過ぎ、普通の登山道に戻る。 木の枝に掛かった緑の物体。 エアープランツみたいなものかな? ガスが出やすい高所ならでは? ![]() エアープランツ? 遥拝台に戻るがやはり富士山は見えない。残念。 ばてばての稲荷屋のためにしばし休憩 北参道で戻るために奥の院を目指す。 奥の院へ向かう途中、二の池の鳥居に出会う。 道からすぐそばなのだが ちょっと体力的に限界に近いのでパスしようかと思ったが 「行きましょう」とのM氏のさそいで行ってみる。 ![]() 二の池(15:00) ![]() 二の池 二の池を見て道に戻ると、部分的ながら富士山が見えた。 これもご利益か、M氏の誘いのおかげか。 感謝、感謝。 ![]() 二の池からの富士山 奥の院を目指す。 御神木の大イチイも近くにあるのだが、 寄り道する余裕は既にない・・・ 無事下山できるかちょっと不安。 奥の院では(参篭)宿泊が可能、ちょっと迷うが 下山することにする。 ![]() 奥の院(15:20) ![]() 奥の院 ![]() 奥の院 ![]() 奥の院の元となった、影嚮石 携帯電話の外部アンテナサービス。 このようなサービス自体珍しいと思うのだけど 更にここはお寺。 ![]() 携帯電話アンテナ 北参道にも丁石はあるが、登った表参道と異なり石灯篭形ではなく簡略な感じ。 ![]() 丁石 明浄坊到着、明浄坊自体は閉まっていたが、休憩所をお借りしてしばし休憩 ![]() 明浄坊(30丁)(16:00) 明浄坊からの富士山が綺麗に見えた。 遥拝台からみたかったなぁ ![]() 明浄坊からの富士山 栃の木霊場 安住坊到着、安住坊も閉まっていた。 日朗上人七面山開山時お休所らしい。 ![]() 安住坊(19丁)(16:45) 安住坊内には山梨県指定天然記念物の大トチノキ ![]() 栃の木 カタクリも咲いてた。 何回かカタクリの花に出会ったが、 疲れのために撮ったのはこの一輪のみ ![]() カタクリ 白い花、何だろう? 撮ろうとしゃがみ、立ち上がろうとしたちょっとふらつく。 大丈夫かな・・・<自分 ![]() 花が白いので、ヤマイワカガミかな? もともと体力はないのだが 前日の午後から喉が痛み 更にちょっと寝不足(睡眠4時間位か) それに山頂で汗が冷えたことで体力を消耗している様子。 ここまでもM氏にはずいぶんペースを落としてもらっているが 結構きつい。 ちょっとペースをあげようとすると頭痛がする。 登りとちがって上着も着込んでいるが暑くは感じない。 一人でいたらずっと休憩したい気分だったが、 M氏のおかげで、休憩の回数は増やしながらもなんとかがんばる。 七合目休憩所も閉まっていたが、冷蔵庫で缶コーヒー等を売っていた。 無人で料金の缶が置いてるだけ。 ドロボーさんへといった掲示もあったが 信仰の山ではまだ泥棒は少ないのか、缶の中にはお金が入っていた。 オロナミンCを2本いただき 150円x2を缶に入れる。 ![]() 七合目休憩所 膝まで痛み始め、最悪。 でも、なんとか下山。 よかったよかった。 ![]() 鳥居(神通坊) 下部温泉で湯につかるが、 汗を流してすっきりするが お湯に入ると頭痛がする・・・ 体力にも限界 同じ行程を歩いたM氏には悪いのだけど M氏の運転する車の中では寝てしまった。 申し訳なし>M氏 |