2005年11月2日

今日も天気がいい。
故宮博物院を目指し、MRTで台北駅から士林駅へ向かう。
士林駅からはバスで故宮博物院へ。

故宮博物院(8:38)(学割)

MRT士林駅からバスに乗り故宮博物院へ
バスに乗る前、「故宮博物院に行くならこのバスでいけますよ。」と日本語で声をかけられる。
降りるときも、「もう着きますよ」と声をかけてくれた。
彼は故宮博物院でガイドをしているとのことだった。


博物院の前



門の額



残念ながら工事中で展示室は縮小中



半端なく工事中



開館前、入り口前は待っている人かと思ったらIDカードをつけた人が多い。
今日は館内ガイドの試験日だったらしい。



「後楽園」と掲示があるがどこのことだろう。
この右手には博物院建物裏に続く道があったが、温室などの施設しかなかった。



至徳園(11:17)

人も少なく静かな庭園。(結構暑い)
いろいろな蜻蛉が飛んでいて、思わず撮ってしまう。
蓮の花にとまった小さな蜻蛉が交尾をしていた。
気が付かなかったのだが、写真を撮っていた人が教えてくれた。
(中国語で言われても分からず、デジカメのモニターで説明してくれた。)

故宮博物院に隣接する至徳園(無料)







至善園(12:04)

お昼も過ぎお腹が空いたが、どこで食べていいか迷う。
至善園を出た後、売店がありとりあえずコーヒーを注文。
100元、300円相当なのだがちょっと高いなと感じ
レシートくらいもらおうと「小姐、請給我発票(領収書ください)」といってみる。
発票の発音が悪かったのか言い直されてしまうが何とかもらえる。
通じたみたい(嬉)

博物院を挟んで至徳園の反対側にある至善園(10元)



至善園から故宮博物院が見える。
工事中の部分がちょうど隠れていい感じ。



この庭園内の建物の屋根、柱は木造
寺院も石造りが多い中ちょっと意外



屋根の丸さが中国的かな







何かの故事を表しているのだろうけど分からない。
工事中で背景がなんとも・・・



池の中で龍が水を吐く










故宮博物院でガイドをしているという男性は
「順益台湾原住民族博物館よりも、士林官邸に行った方がいい」と勧めてくれたのだが
高砂族などちょっと興味があり行ってみる事に(彼は行ったこともないようだが)

故宮博物院から近いはずなのだがそれらしき建物が見えない。
道を聞きたくてもだれもいない・・・
バス停に小学生くらいの女の子がいたが聞いても分からないだろうしなぁと
思っていると、女の子が何を見ているのかなぁと稲荷屋の本を下から覗き込む。
そこで「我想去・・・」と地球の歩き方の「順益台湾原住民族博物館」を指差す。
すると女の子はセブンイレブンを指差し「セブン セブン」という。
きっとあっちのほうなんだなと、「謝謝」といってセブンイレブン方向に向かう。
その後迷いながら何とか到着。

順益台湾原住民族博物館・原住民文化園区(13:37)


順益台湾原住民族博物館(学割)

受付で「音声ガイドあります」といわれ、音声ガイドを借りる。
2Fの各民族の建物の違いは放送大学で履修した「東アジア・東南アジアの住文化」に
通じるものがあり興味深かった。
民族楽器の鼻笛というのも不思議な感じだった。



原住民文化園区
ちょっと疲れてきて、各民族のレリーフを見ただけになってしまった。



この後は士林駅に戻る予定だったのだが、バス停で士林官邸の文字を見つけ
士林官邸に向かうことにする。
朝乗ったバスは降車時払だったが、今度は乗車時払。
最初気が付かずそのまま乗ろうとして、乗車時払だよと注意される。
先払い、後払いの違いはバスの中の表示次第。


上車収票は乗車時払(降車収票は降車時払、上降車収票は・・・)

途中バスの中で運転手がこちらの方をにらんでいる。
なんだろうと思うと、前席の男性が飲み物を飲んでいた。
(台湾のバス、MRTは飲食禁止)
中国語の新聞を持っていたので中国人のようなのだが
地元の人ではなかったのか?
自分がにらまれたのかと思ってちょっとどきどきした。

バスを降りるが、バス停から士林官邸までがわかりにくい。
車用の案内表示を頼りにたどり着く。
このあたりは緑が多く、また整備されていて気持ちがいい。






士林官邸(14:04)

順益台湾原住民族博物館・原住民文化園区からバスで士林官邸に移動
お昼を逃したまま14時になりお腹ペコペコの状態だったが、士林官邸内の喫茶店で
アフタヌーンティーすることで復活。

士林官邸入口



本館(未公開)
蒋介石総統の住まい跡?



昆虫の彫刻が多くあった生態園
蜻蛉や蝶が多く飛んでいた。



地球の歩き方に、「士林官邸は結婚写真の撮影ポイント」とあったがまさにその通りだった。



目の前を黒い影が通り抜けたと思ったら、台湾リス。
鎌倉と違い本場ものだ(笑)




士林官邸から忠烈祠に向かうことにする。
でもどう行けばいいのだろう。来た時のバス停に戻るかMRTの駅に歩くか。
とりあえずMRTの駅を目指して歩いていると、バス停があった。
調べてみると忠烈祠行きがあったので、ここでバスを待つことにする。
(バス停は系統別にパネルが立っていて、路線が表記されている。)



忠烈祠(15:23)


重厚な門



門から中をのぞく。門にも衛兵。



右は鐘楼。左は太鼓楼







直立不動の衛兵が見える。







とても大きく威厳がある。



衛兵の交代。(白の制服の海軍)
右のネクタイの男性はサポート。
交代の時の通路の確保や動けない衛兵の服を直したり汗を拭いたりしていた。
床の3本の線が気になったが、衛兵の進路と重なっていた。
毎日の交代でできた線?(まさか)



衛兵の交代。




忠烈祠からバスで台北海洋館へ
本当はMRT劍潭駅に行くべきなのだが間違えてMRT士林駅を目指してしまう。
バスが来たので乗り込むがなかなか発車しない。
見ると日本人男性が運転手に地球の歩き方を片手に、このバスが
自分の目的地を通るかどうかたずねている様子。
そんなこと、バス停のパネルを見れば分かるだろうに・・・
このバスではないことが分かったらしく、彼が降車してバスは発車

おや、このバスは次のバス停を示す車内表示が出ていない・・・
それに車内アナウンスもない(あってもわかるかどうか)
一体どうやって降りればいいんだ?
とりあえず、車外の様子をみる。
MRTの駅が見えた。士林駅の隣駅の劍潭駅だ。
MRT士林駅は、この道から少し離れているので
この駅のように目印にすることがでない。
運に任せて、少したったところで降車ボタンを押す。
しばらく走るがとまる様子がない。と思ったら、突然停車。
降車ボタンを押していたことに気が付かなかったのか
バス停を通りすぎてしまった様子、バスから降りるとき、
女性運転手に「対不起」(ごめんね)といわれる。
「そんなー」と思いつつ、どこで降りてもよく分からないので腹も立たない。
MRT士林駅には問題なくたどり着けた。

さて、これからどう行けばいいのかな。
地球の歩き方を見直し、MRT劍潭駅に行くべきだったことに気づく。
MRTで一駅戻り、MRT劍潭駅へ


MRT劍潭駅

陽が西に傾き、暗くなってきた。
学校や仕事の終わる時間なったのか、人通りが増える。
台北海洋館は、駅から結構近かった。




台北海洋館(17:00)


地球の歩き方に乗っていた水族館
水族館好きの稲荷屋としては行ってみるしかない。
で、建物は・・・マンションの1−2階???
480元(学割で430元)結構高い。


カブトガニ(日本の水族館では見かけないなぁ)


水中トンネル。見所としてはここだけかな。
水槽自体は小さい。


水槽の水面には白煙(ドライアイス?)
どんな効果があるのだろう???


温泉魚???
解説は中国語で読めなかったが、水温43度で暮らす魚らしい。
それ以前にこの解説文は縦に読むのか横に読むのか?(横読みらしい)

温泉マークも同じ?


屋外部分は普通にマンションの一部の雰囲気


台北海洋館から出ると、すっかり暗くなった。
MRTでホテルに帰る。